ママだって、子育てしながら成長していくもの

今年のバレンタインデー。我が家の娘達もそれぞれが思い思いに手作りしておりました。
上の娘は、どうやら春一番と共に春がやってきていたようで、母としてはホッとしてます。(本人の承諾を得て書いています 笑)
最後は時間がなくなったとかで、妹が、仕上げとラッピングに腕を振るってくれたようで、帰宅してみると、手作りとは思えないかわいいスノーボールが箱に収まっていました。
下の娘は学校でバレンタインパーティーだ!と言って(単に本人が企画好きなだけ)、甘いものからおかず類まで、睡眠時間を削って大量に作っていました。
初めて作ったチョコブラウニーが絶品‼
キッチンに二人並んでいる様子が微笑ましく、母として一番幸せを感じるひと時です。
この二人がいなかったら、私はどんな人生を歩んでいたのだろう?
おそらくロクな人生でなかったことは確かかな(笑)
若い頃の私は、ホント自分のことしか考えていなくて、嫌なことはすぐ投げ出し、楽しいことだけ追い求めているような人でした。
努力、我慢、忍耐、などの言葉とは無縁に過ごしていたんですね~
それから、夫は妻を幸せするものなのだと、夫に幸せにしてもらうんだと本気で思っていたのです。
なんと傲慢で堪え性がなかったのかとつくづく思ってみたり・・
守るべき存在の出現で母は強くなる
子供の誕生は私にとっては幸せであると同時に衝撃でした。
まず妊娠中から、はじめてまともに栄養バランスやカロリーを気にして食事をするようになりました。
健康に妊娠期間を送れるように、いいと言われることは、努力して取り入れるようにしたり。
産後すぐ、親になった責任の重さを感じ、泣いてブルーになったことは過去の記事にも書いたとおりです(笑)
退院してスヤスヤ寝ているだけなのに、「ちゃんと生きてるかな?!」と常に心配していたこと。
それまで、自分のことに関してはあまり心配することもなかったのに、子供のことになるととりあえず何でも心配してオロオロ。。
ずっと私のことを見てきた母や妹が「あなたでも(お姉ちゃんでも)こんな風になるのね~」と言っていました。
二人が小学校低学年の頃でしょうか。
ある日学校で「一番大切なものはなぁんだ?」「一番大切なのは自分の命に決まってるじゃないか!」みたいな会話が繰り広げられてきたようです。
夕食の時に、同じ質問を私にしてきました。
私が「一番大切なのはあなたたち二人」と言うと、「違うよー!一番は自分の命だよ!」と鬼の首を取ったように言われました(笑)
「そうだよねー。二人は一番大切なのは自分の命でいいんだよ。自分が一番大切って思えるのが大事なんだよ」
「でもね、ママになるとね、一番大切なのは自分の子供になっちゃうの」みたいな会話をしながらギューってしたのを覚えています。
人生で一番一生懸命やってきたこと
子供の誕生以降、すべてはこの子達に幸せになって欲しい、という思いに突き動かされていたように思います。
この子達を傷つけるようなものがあるなら、私が絶対守る!みたいな心境にもなったり。
その分、自分自身がとても強くなったように思います。
忍耐とか努力ということは、子育てをしながらたくさん学びました。「子育てとは忍耐そのものだ」と実感することもしばしば( T_T)\(^-^ )
人にはそれぞれの大切にしている価値観がある。それを尊重する。他者を受け入れる。他者を認める。足りない部分ではなく、足りている部分を見る。その努力をする。信じる。
全ては子育ての中で考える機会を得て、理解して、身につけようと努力したことです。
「二人は私の背中を見て育っていくのだ」と、私自身に後ろめたいことがなく、自分なりの責任と重圧を感じてやってきたこと。
何よりも、子育ては私が今までの人生で「一番一生懸命やってきたこと」なんですね。きっと。
「一生懸命やった」ということが私の一番の成長なのかもしれません。
もしかしたら、世の中のママ達の多くは同じなのかもしれませんね。
我ながら一生懸命、全力投球で二人の幸せを願ってやってきたなぁ。と思うと同時に、それが必ずしも子供のためでなかったこともある、ということも容易に想像できます。
娘達にインタビューしたら、迷惑なこと、本当に嫌だったこと、私のことを心の底から嫌いだと思ったこと、などなど、きっとたくさんたくさん、私が忘れていることもボロボロ出てくるんだろうなぁ、ということも覚悟しています。
事実、既に面と向かって言われていることもたくさんあるし・・
そんなこんなな珍道中な子育てではありますが、自分のことしか考えていなかった私が、人としてずいぶん成長したよなぁ、とか思ってみたり(笑)
最後に。
私の人生にこの子達がいてくれて本当にありがとう。
まだまだこの先、何が起こるかわからないし喧嘩もたくさんすると思うけど、どんなことがあっても、どんな未来になっていたとしても、ママは(パパも)二人の幸せを願っているし、絶対に味方でいるからね。
須藤 有紀
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