自己肯定感のベースのベース。「自分を受け入れる」って、結局どういうこと?

いろいろな場面で「自分を受け入れる」とか「ありのままの自分を受け入れる」という言葉を、見たり聞いたりしますね。
「自分のいい部分も至らない部分もすべて受け入れる」とかそういう意味になるわけですが、何となくわかるような?でもやっぱりわからないような??
私も自身で講座を開催してみて、その感覚がわからないという人が意外といるんだ、ということを知りましたので、いろいろな言葉や表現で伝えていきたいと思っています。
「自分を受け入れる」って、自己肯定感のベースのベースになってくる、とても大切なものです。
では、「自分を受け入れる」 「ありのままの自分を受け入れる」って具体的にはどんなことなのでしょう?
おそらく、そんな難しいことではなくて、「自分が感じていることに気づく」「自分が感じていることを無視しない」ということなんだと思うのです。
「そう感じている自分がいる」「自分にはそういう部分がある」と、「気づく」ことなんだと思うのです。「知る」ことなんだと思うのです。
見ないフリ気づかないフリ
一般的に、いい状態の自分や、ポジティブな自分というのは意識しやすいようです。
「こういう自分って好き」「こういう自分っていい」と思えたりしますね。
一方、あまりよくない状態の自分やネガティブな自分というのは、ある種の恐怖心が働いて、受け入れにくいようです。
- 気が小さい自分
- お金に執着している自分
- できる人のように見せている自分
- ホントは無価値観に悩んでいる自分
- 損得でものを考える自分
- 人の目ばかり気にしてしまう自分
- 自分を大きく見せようとする自分
- 惨めな自分
- かわいそうな自分
こんな自分を受け入れたら、自分はそうだって認めたら、ホントに現実がそうなっちゃいそうで怖い!
そんな恐怖心が働くんですね。
でもこれって、「なっちゃいそう」ではなく「もうなっちゃってる」、ですよね??
自分では受け入れ難いかもしれないけれど、見ないフリ気づかないフリしてるかもしれないけど、「すでに自分はそうなっている」のです。
「こういう自分はいけない」「嫌い」「いやだ」って、否定してしまうため、見たくない、認めたくない、受け入れたくなくなっちゃうのです。
「受け入れる」ということは、そう感じている自分に、ただ「気づく」だけ。
そこには「いい」とか「悪い」とか、「ポジティブ」とか「ネガティブ」とか、ラベルを貼る必要はないんです。
ただ、そういう自分がいる。自分にはそういう部分がある。それだけです。
「自分って、こんな部分もあるよね」「あってもいいよね」と思ってあげることが第一歩です。
そのままでいいの?
「ありのまま自分を受け入れる」とは、できない自分でいいとか悪いとか、ラベルを貼ることではなく、
ありのままでいいんだから仕方がない、と開き直ったり慰めたりする材料でもありません。
できない自分がいることを知っても、そのままでもいいし、変えたいと思えば変える努力をしてもいいのです。
須藤 有紀
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