子供の自己肯定感を育むためには、子供を「できる人」として、信じて見守る

コーチングでは、コーチはクライアントさんを「できる人」と信じて関わる。「必ず課題を乗り越えられる」と信じて関わり応援します。
子育ても同じなんですね。
親は子供を「できる人」として関わることが大切です。
産まれて無力だった赤ちゃん時期が過ぎたら、いつまでも無力の「できない存在」として見るのではなく、「できる人」として信じて見守りながら関わることがとても大切です。
「心配する」とは、「あなたはできない」というメッセージを送っていることです。
親から「あなたはできない」のメッセージを送られ続けた子供はどんな思いでいるでしょうか?
「あなたはまだできない」「あなたにはまだ無理」というメッセージを送り続けられた子供は、到底自己肯定感を育むことはできず、反対に「自分はできない」「自分には無理」「自分はダメなんだ」という、自己否定が膨らんでいきます。
また「ダメな自分じゃ親に見捨てられちゃう」「こんな自分じゃ認めてもらえない」「自分がこんなだから親を不幸にしている」、とインプットされ、何とか「できる自分」になろうと頑張ります。
少しでも親に喜んでもらおうとして、がむしゃらに努力して頑張ったりします。
しかしこのように、否定からくる向上心は、どんなに良い結果を手に入れても安心することができず、いつでも不安や恐怖がつきまといます。
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実際には、子供を「できる人」として信じて見守るのは、なかなか難しいことかもしれません。
親として努力できるのは、子供の出来ないことに目を向けるのではなく、出来ていること、その子のいい部分を見てあげること。
子供のできていることに目を向ける、という努力を親がしなくてはいけませんね。
いいところ探し してみよう
我が子のいいところを30個書き出してみて下さい。
「30個?!そんなにないよ〜」との声も聞こえそうですが、一気に書かなくても大丈夫です。
普段の生活でふと「あ。この子のこういうところいいな」「こんないいところあったんだ」と気づいたら、どんどんリストに書き足していって下さい。
そしてこのリストを、事あるごとに見ることをオススメします。
子供に怒ったりイライラしたり、ガッカリした時などに見返すと効果バツグン!
「そうだ。この子はこんないいところがあったんだ!」思い出せて、いつもの自分に立ち返れます。
子供の至らぬ部分を、不必要に攻撃しなくて済みます。
子供自身が落ち込んでいる時、子供を励ましてあげたい時などにも大変有効です!
是非一度お試しあれ。
子供のいいところ探しする時に、どんどん出てくるかこないかって、意外と親自身の状態が影響していたりするんです。
スラスラと子供のいいところが浮かぶ時って、自分の心の状態がいい時だったりするんですね。
結局のところ、一番重要なのは、自分の心身の状態を整えておくこと、でしょうか。
須藤 有紀
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