子供が「自分で考え、行動する力」を身につけるためには

子供が「自分で考え、行動する力」を身につけるためには

早いもので桜の季節も過ぎ、入園・入学・進級など、新年度のドキドキわくわくはひと段落した頃でしょうか。

  • プリント類をきちんと渡してくれる子。
  • 明日の時間割や持ち物、宿題を、言われなくても自分でやる子。
  • 目覚まし時計で自分で起きられる子。

新年度からこんな風にやってくれたら、お母さんのストレスも激減ですね。

もちろん幼稚園の頃はできなくて当然です。
今までお母さんが身の回りのことをしてくれて、言われたことをしていればよかったのですから。
これからお母さんと一緒に少しずつ練習していけばいいのです。

ところが、小学校3,4年になっても中学生になっても、いつまでもこうであるならば、関わり方を少し見直してみる必要があるのかもしれません。

指示命令・管理型の親の元で育つと

指示命令・管理型の親の元で育った子供は、自分が何をしたらいいのかわかりません。
自分で考える機会を与えられず、考えることができなくなります。
自分で考えなくても、お母さんがいつでも、どうしたらいいか教えてくれるから、考える必要がないのです。
自分がどうしたいか?よりも、お母さんの答えを優先します。
もし、お母さんの答えに反発を感じたとしても、自分に自信がなく、正しい答えはお母さんがいつも示してくれると思い込んでいるからそれに従います。
そして、いずれ「自分はどうしたいか?」なんてわからなくなってしまいます。
自分は何を大事に思っていて、どうしたいのか? それがわからなくなります。

子育ては放任がいい?

今まで何でも指示命令してきた親が、ある時「これではまずい」と思うことに遭遇し放任になったとします。
今まで世話を焼き過ぎていた、過剰に関わり過ぎていた、何とかしないと、 と思ったとき、どこかで聞いたとおりに子供任せにしてみようとします。
今までのやり方を改めようと、やってきた一切のことから手を引いて、放任になった場合、どうでしょうか。

子供はどうしていいのかわからず混乱します。
そして、自分で考える訓練をされていない子供は何もできません。
できないのは当然です。

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指示命令も放任もダメ。では?

望ましいのは「子供自身が自分で考え行動する」。
「自分はどうしたいのか?」「そのために何をしなくてはいけないか?」
子供自身が自分の人生の主人公であるために、自分で決断し進んでいって欲しいですね。

指示命令も放任もダメだとすると、一体どうしたらいいのでしょう?

まずは子供と一緒に「どうしたい?」「そのためにはどうしたらいいか?」を話し合い、子供自身から「どうしたい」「そのためにはどうしたらいい」を引き出します。
「どうしたらいい」の中から、小さなことでいいので、簡単にクリアできる行動プランを決め実行します。
ココ大事です!
まずは決めた目標をクリアすることが何より大事です。
小さな成功体験をすることが大切だということをどうぞ知ってください。

間近にテストがあるのであれば、すでにできている教科の、できている単元で正答率をあげる、とか。
英語の単語の部分だけは全部○にするとか。
目標をできるだけ具体的に小さなものにして設定してください。
数学で何点以上をとる、や、順位で何番になる、というものよりも、細かい目標がお薦めです。

そして目標がクリアできたら本気で一緒に喜ぶ。
目標の高い低いは関係ありません!
子供が立てた目標を子供自身が達成できたことを喜ぶのです。
決して「これくらいできて当然よね」「これくらいで喜んでいるようじゃだめだめ」という言葉や態度だけは絶対にNGです。

子供自身が「どうなりたいか?」「そのためにはどうしたらいいか」を自分で考え、目標に向かって目の前の小さな課題を乗り越えること。
その積み重ねがやがて、大きな目標を考え行動できる力になります。

まずは小さなことからはじめてみませんか。

 

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須藤 有紀

須藤 有紀

須藤有紀(チームフロー認定コーチ)  夫と大学生の2人の娘と4人家族。 ワーキングマザーとして大手電機メーカーに26年間勤務。会社や地域、学校など、様々なコミュニティで、様々な立場の多くの人と関わる中で、自己肯定感の有無が、その人の人生の幸福度に大きな影響を与えていることに気づく。自己肯定感こそ、幸せの鍵。その大切さを伝えることを第二の使命として退職。現在プロコーチとして活動中。 アドラー心理学をベースにしたコーチングで、子育て中のお母さんの心配や不安を払拭し、自信を持って子育てでき、ご自身の人生も最高に心豊かに歩いていけるよう、全力でバックアップしています。さらに詳しくはこちら。

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