周囲にいい影響を与える人に育ってほしい。私達の子育ての、その先にあるもの。

我が子に、どんな人に育ってもらいたいですか?
どんな存在であって欲しいですか?
そんなことを考えながら、そんな軸を持って日々、子育てしていますか?
どんな人になってもらいたいか?
人それぞれ、家庭それぞれの考えや思いが、きっとその数だけありますね。
我が子が影響を与えている世界
たとえば、周囲にいい影響を与えられる、そんな人に育ってもらいたい。
ある意味、理想の姿だったりするのかもしれません。
誰とでも仲良くできる。受け入れられる。
友達のいいところを見る。
勉強を頑張れる。友達に教えてあげられる。
やりたいこと頑張り切れる。それを見た友達も一緒に頑張ろうと思える。
その子がいることで、その場が居心地のいい場所になる。
子供がそんな風に影響していたら、嬉しいですね。
私達の子育ては、決して我が子のためだけのものではないのです。
一生懸命子育てしてきたその先には、我が子が影響を与えている世界が必ずあります。
そんなことを考えながら、子育てをしていたとしたら、どうでしょうか?
日々、私たちが関わるその先にある、子供の世界を想像してみて下さい。
そこで、我が子が、どんな様子で、どんな表情で、どんな風に、どんな影響を与える人であって欲しいですか?
できれば、周囲にいい影響を与える人であって欲しいですね。
いい影響を与えるということは、決して自分を犠牲にして尽くすことではありません。
その人がその人らしくいることで、自然に周囲にいい影響がある。
そんな存在であること。
自分のことが好き。まずはこれが大事。
アドラー心理学では、人が人生で幸せになるためには、3つの条件が必要だとはっきり言っています。
1.自己受容
・自分を受け入れている
・自分が好き
・自分自身が素晴らしい
2.他者信頼
・世界を信頼している
・人が信頼できる
・周りの人たちに支えられている
3.貢献感
・貢献感を持っている
・自分の好き得意で、誰かの役に立てている
(出典:株式会社チームフロー)
また、「自分が好き」「人を信頼できる」「私は役に立っている」この3つが揃ってはじめて、周囲にいい影響を与えられるようになるのです。
自分自身が幸せでいてはじめて、周りも幸せになるような、いい影響を与えられるのです。
まずは自分のことが好きなこと。
いいところもイマイチなところもあるけれど、それはそれで、そんな自分であってもいい。
そんな自分って悪くない。そんな自分が好き、と思えること。
これ根っこの根っこです。
結局は親の人としての在り方
自分の周りにいい影響を与えている人っているかな?
誰だろう?
と考えてみるとどうでしょう?
いい影響を与えている人がいたら、その周りってどんなふうになっていますか?
例えば、その人の言動で、元気になれる
例えば、その人が人の輪を広げてくれる
例えば、その人が行動することで環境が改善される
例えば、その人が提供してくれるもので、大きな知識や深い感動が得られる
例えば、その人の生き方自体を真似てみたくなる
例えば、その人といると勇気が湧いてくる
もし、親である私達自身が、周囲にいい影響を与える人であったなら。
子供は親を見て育っています。
親である私達自身が、周りにいい影響を与えられる存在であること。
結局のところ、それが一番の教育であり、子供の人生のベースを作っています。
「あなたの子供でよかった」いつか子供にそんな風に思ってもらえたら、それが親としての金メダルなのかもしれないですね。
私自身が、周りにいい影響を与えられる、そんな親でありたいと思います。
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須藤 有紀
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