50代 定年後 心豊かな人生は、ここからが本番

定年後の人生プラン、どう考えていますか?
そんなこと聞かれても・・・
これまで仕事に家庭に突っ走ってきた方にとっては、
定年後はもちろん、キャリアやライフをゆっくり棚卸する時間など、
なかったのではないでしょうか?
50歳の社内研修でセカンドキャリアを考える機会があっても、
ピンとこないのは、いた仕方ないことなのかもしれません。
*
社会に出て30年もすると、
いろいろなことを経験してきた分、
傷ついたり、
自信を失ったり、
うまくいかなかったり。
そんな思いを嫌というほどしてきた分、
余計なことはしなない方がいい、
関わらない方がいい、
お給料さえもらえればそれでいい、
そう学習してしまいます。
もう傷つかないように、
もうガッカリしないように、
もう攻撃されないように、
そうやって自分をガードしてやり過ごしてきました。
そうですよね。
そうするしかなかったんですよね。
しかしいったいいつから、そうやって生きるようになったのでしょう?
あの頃の情熱は今どこへ?
ちょっと思い出してみてください。
なんでこの会社を選んだのでしたっけ?
どんな夢を描いて入社したのでしたっけ?
新人の頃の職場では、どんな想い出がありますか?
特に印象に残っている場面は、どんな場面ですか?
どんなプロジェクトに携わっていましたか?
周りには、誰がいますか?
どんな最高の気分を味わっていましたか?
歓送迎会、お花見、社員レク、
熱い想いを語った飲み会。
毎日忙しくて、失敗もあったけれど、
みんなで一生懸命乗り越えていた。
あの頃は、楽しかった。
あの頃は、輝いていた。

ただ過ぎていく毎日
しかし、いつの頃からか、あの頃の情熱は影を潜め、
今はもう、ただ、
傷つかないように、
面倒なことに巻き込まれないように、
何も感じないように、
その術を身に着けて生きています。
嫌なこともない分、楽しいこともない。
でも、それでいい。
傷ついたり、がっかりするくらいなら、
何もない方がマシ。
ただ過ぎていく毎日。
家と会社の往復。
当たり障りのない人間関係。
せめて、自分のために週末のジム通い。
煩わしいことがないように、
踏み込まれないように、
余計な時間とお金を使わないように、
頑なにガードしてやり過ごす毎日。
それ、まだこの先も続けますか?

本当はどうなったらいい?
それ、この先もまだ続けますか?
50歳。会社人生も終盤戦。
残りの会社生活、
本当はどう過ごしたいですか?
どんな風に終われたら、満足ですか?
心の奥では、本当は何を望んでいますか?
本当はもっとみんなと深くつながりたい。
分かち合いたい。
もっともっと情熱を燃やしたい。
心からわくわくすること、やり遂げたい。
できるかどうかは横において、
まずは自分が、本当に望んでいる声を聞いてください。
ああ自分、本当はそう思ってるんだぁ。
そうしたかったんだぁ。
その声に気づいて認めてあげることで、
未来が変わっていきます。
まだ50歳。心豊かな人生は、ここからが本番です。
一人では心の声が聞こえないとき。
一人ではどうしていいかわからないとき。
そんな時こそ、コーチの出番です。
押し殺してきた想いや感情を、その上に重ねてきた思考の鎧を少しずつはがして、
しっかりと表に出してあげる。
そのお手伝いをしています。
須藤 有紀
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