人生のセカンドステージ 使命やミッションに生きるって?

2015年の映画ですが、
ロバートデニーロとアンハサウェイが出ていた「マイ・インターン」。
主人公が、定年後、70歳でアパレルのECサイトの会社で
シニアインターンとして働き始めるお話し。
若い人ばかりの会社の中で、
年長者ならではのいい影響を周囲に与えていく。
生き方や、在り方や、働き方を考えさせられる、
心に染みるストーリーです。
人生後半戦、どんな風に生きられたら幸せ?
不思議と、40代になると、
責任ある仕事に就いて、充実した毎日を送りつつも、
「このままでいいのかな?」
「何か別の道もあるのかもしれない」
など、
ふと、自分のミッションとか使命といったたぐいのことを
考える時期が訪れるようです。
人生のセカンドステージ。
自分の使命やミッションに生きたい、そう思う人は少なくありません。

使命やミッションとは
使命やミッションって、
何か新しいものを見つけたり探したり、
これまでとは違う、
何か特別なものに出会ったり、
ある日突然、
降って湧いてくるように思うかもしれないけれど、
おそらく、たぶん、そうじゃないんだろうなぁ。
きっと、
既に自分の中にある、
これまで生きてきたすべてを、
経験や知識やスキルを一旦全部机の上に出して、
それを組み合わせたり、変換したり、
少し手直ししたりして、世の中へお返ししていく。
自分のための人生から、人に与える人生へ、
シフトチェンジする、とでも言いましょうか。
それが、使命やミッションを生きる、ということであり、人生後半の生き方なのではないかな、と思うのです。
これまでの人生で、家庭で学校で社会で、
学び経験して育んできたものを、社会へ還元していく。
そのシフトチェンジができると、
人生後半の幸福度はますますあがるのです。
「働く」意識のシフトチェンジ
若いうちは、自分のために働く。
それでOK。
自分の成長や、地位や名誉やお金のために働く。
もちろん、その働きは必ず誰かの役に立っているし、
それがモチベーションにもなるだろうし、
得たお金で、欲しいものが手に入る。
自分も家族も幸せになる。
それで、いいんです。
で、成長して成熟して、
ある程度のところまできたら、
今度は、
お金を得るためではなく、
誰かの幸せのために、
自分のリソースを役立たせていく。
これまでの経験や知識などのリソースを
惜しみなく差し出して役に立つ。
その結果、お金をいただく。
何が違うの?って感じもするけれど、
この二つ、感覚的に全くの別モノ。
この違い、伝わるといいのだけれど。
そして、その感覚で生きていくのが、
使命やミッションに生きるってことなんじゃないかな。
とっても穏やかで満たされている感じ。
シャンパンタワーにも似ているかも。
一番上のグラスが自分。
自分が十分満たされて溢れたら、自然に今度は周りの人に
愛情やリソースが注がれていく。
そんな私でありたいと思う。
須藤 有紀
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