「しっくりくるか、こないか」 自分を大切にするトレーニング

自分がしっくりくるか、こないか、
居心地がいいか、悪いか
ピンときたか、そうでないか
こういう、自分で感じた感覚を流してしまわずに、見逃さずに、意識していくことこそが、「自分を大切にする」という基本なのだと思います。
「ちょっと違うな」
「なんか嫌だな」
「うわ。感じ悪い~~」
と、ふとよぎったときに、
「いやいや、そんな風に思っちゃいけない」
「そんな風に思う私がおかしい」
「意見したら、相手を嫌な気持ちにさせちゃう」
「とりあえず私が我慢すれば、波風立たないし」
とか、自分に言い聞かせて、自分を納得させてしまったりしませんか?
本来の自分が埋もれて見えない
ふと感じた違和感を、なかったことにしていませんか?
「今、自分は、嫌だと思っている」
「今、自分は、ちょっと違うと感じている」
という、自分の感情を大切にして、優先してあげることって、実はとても大切なのです。
大人になるにつれて、いろいろな経験を積んでいる分、自分流の対処の仕方として、身に着けた護身術であったりするのですが、自分の「しっくりこない」感情をそのままにしていると、いつもいつもそうしていると、違和感をなかったことにする癖がついて、本来の自分が埋もれて見えなくなってしまいます。
でも、奥底の自分では違和感を感じていますので、どこか不快で燻り続けます。
そういう小さな燻りが、いつか大きな炎となって、大抵の場合は、心身の不調として表面化されます。
精神的な疾患(うつ病など)は、感情を抑圧することに よって生じると言われます。
自分がどう感じているかを知ることは、自分の健康に直結しているのです。
自分自身に正直に生きる
違和感を感じたならば、その場で言ってもいいですし、言えない(言わない方がいい)大人の事情があったりするのならば、自分自身で視覚化してあげることをお勧めします。
紙に書きだす、スマホのメモに書き出す、など、まずは自分が感じたことを目で見て、
「ああ、自分はこう感じているんだ」
と、気づいてあげて下さい。受け入れてあげて下さい。
決して、流してしまわないで下さい。なかったことにしないで下さい。
自分が、自分自身に正直に生きる。
自分がどう思っているか、自分がどう感じているか、常にそれを意識して、優先してあげる。
これが「自分を大切にする」、という基本なのです。
自分の違和感を大切にして、認めてあげることで、自分を大切にする力はついていきます。
まずはここから、「自分を大切にするトレーニング」、始めてみましょうか。
須藤 有紀
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