子供に「自分で判断する力」をつける(選択肢を与える)

子供に「自分で判断する力」をつける(選択肢を与える)

ある幼稚園児のお話しです。
その子は、入園当初から、遊びの時間は、一人でフラフラと歩き回っている時間が多く、他の園児の遊びを遠くから見ている子がいました。

先生から遊びを提案されると、嬉しそうに楽しそうに遊びますが、先生が他の対応でその場を少し離れると、すぐについてきたり、先生の動きを目で追いながらも、引き止めようとはしません。

自らの欲求や意欲のもとに遊びを選択し、行動するということができず、 他の園児の遊びに入るきっかけも自分からは作りにくいようで、誰からか遊びを仕掛けてもらうのを求めているようでした。

自分で判断し、自信を持って表現していくには、生まれてからこれまでの普段の生活の中で、 親の適切な対応が必要になります。
残念ながら、この子は、自分で判断し、それを表現する経験を積み上げてこなかったのです。

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「自分で判断する力」を育む

人は他者との関係の中で、社会に参加しながら「自己」を形成していきます。
自分と他者との関係は、社会性の発達にはもちろん大切なものですが、「自分で判断する力」を含め、欲求不満、問題解決、人との付き合い方、言葉遣い、姿勢、動き方など、成長に大きな影響を与えているのです。

自分で判断する力は、他人との関係性で最初は温かいまなざしや励まし、選択肢や選択基準を示してあげ、一緒に考えたり、選択したことを誉めたり、励ましてあげたりを繰り返しながら「自ら判断する力」が育まれていきます。

子供に選択肢をあたえる

子供も2歳前後になると「自我」が目覚めてきて、いろいろな自己主張をし、「いや!」「だめ!」と言って、おもちゃの置き方ひとつにも自分の要求があり、「じぶんで!」と言って、手伝おうとしようものなら、怒ったり、ママに「あっちいって」と言ったりします。

子供が自己主張することは、我が子がこんなにも成長した証であり、大変喜ばしいことです。

しかし、ママの心と時間に余裕がある時はいいのですが、時間のない時などには付き合うのがホトホト嫌になりますね。

そんな時は、子供に選択肢を与えて、どちらかを選ばせてあげるとよいかもしれません。

選択肢を与えるときに気を付けたいことがいくつかあります。

選択肢を選ぶ時には、親が「良いと思うもの」と「まぁ許容範囲のもの」を必ず用意することが大切です。

許容範囲でないものを選択肢として与えた場合、子供がそちらを選ぶと、やっぱり許容できないわけで、また問題が振り出しに戻るからです。

また、子供が選択した結果、やっぱりそれはダメだとか、それをやらせる気がないのであれば、初めから選択肢を提示するべきではありません。

子供に危険が及ぶ可能性がある選択肢は示すべきではありません。

そして、選択肢は2つにして子供が考えやすいようにしてあげることも大切です。
「AかBのどちらでもいいわよ」
「AかBのどちらかにしてね」
「AかBのどっちがいい?」
「一番いいのはA? それともB?」

などと、聞いてあげるとよいでしょう。

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子供自身に考えさせ判断する機会を

親が「よかれ」と思うことを与えるだけでなく、子供に考えさせて、選択させるように日頃から心がけるのがよいです。

子供に選択させることが大切な理由は、子供自身に考えさせ、自分で判断する力を育てるからです。
また、自分が選択した結果から学ぶチャンスを子供にもたらします。
選択を誤るたびに、辛い目にもあいますが、それは親からやってくれるのではなく、自分の選んだ結果からやってくるので、子供は学び、次はこうしようと考えるのです。
また、選択を任せられると、子供は親が自分の判断能力を信じてくれていると感じ、自信が育ち、また親への信頼を築いていけます。

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須藤 有紀

須藤 有紀

須藤有紀(職業:メンタルコーチ)  夫と大学生の2人の娘と4人家族。 ワーキングマザーとして大手電機メーカーに26年間勤務。会社や地域のコミュニティで、多くの人と関わる中で、自己肯定感の有無が、その人の人生の幸福度に大きな影響を与えていることに気づく。自己肯定感こそ、幸せの鍵。その大切さを伝えることを第二の使命として退職。現在プロコーチとして活動中。 アドラー心理学をベースにしたコーチングで、子育て中のお母さんの心配や不安を払拭し、自信を持って子育てでき、ご自身の人生も最高に心豊かに歩いていけるよう、全力でバックアップしています。さらに詳しくはこちら。

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