子供を心配してしまうのが親というもの?!

生まれてしばらくは、体の発達・発育を心配して、言葉が出るのが遅い、だったり、お友達と上手く関われるか、だったり、小学校になると成績やら何やら、子供がいくつになっても、その時々の心配があり、親の悩みは尽きないですね。
心配してあげられるうちが花、なのかもしれません。
子供はいつでも、親に対してこんなことを思っています。
- 愛されたい
- 褒められたい
- 認められたい
- 役に立ちたい
小さければ余計にストレートにその思いは強いです。
それと同時に、子供は親の幸せを一番に願っています。
親が自分を心配しすぎている場合、それを敏感に感じ、罪悪感を持ちながら生きてしまいます。
子供は小さいほど、親が心配をしないように、親の心配を払拭するように、親が笑顔になれるように、親が安心できるように、自分が頑張ってしまいます。
我が子を思うあまり、必要以上に心配しすぎて、子供の伸びようとする芽をつまないようにしたいですね。
コツコツと子供のいい面を見つける努力を
人はどうしても「できている面」よりも「できていない面」にフォーカスしがちなものです。
子供の「できていない面」を見つけては、それを直すことを繰り返すよりも、「できている面」をすごいね!こんなこともできるのね!と喜んであげる方が、子供の心の発達にどれだけの違いがあるでしょうか。
子供の良い面をみるためには、努力と意識することが必要です。
まず、我が子の心配だと思うことを、10個ほど紙に書き出してみましょう。
そして、それを無理やりでもいいので、良いことに書き換えてしまいます。
- 喜怒哀楽が激しい → 感受性豊か
- 落ち着きがない → 好奇心旺盛、活動的
- 気が強い → 自己主張がハッキリできる
- 気が弱い → ひかえめ、やさしい、おっとりした
- しつこい → ねばり強い、意志が強い
- おとなしい → 思慮深い、思いやりがある
- 飽きっぽい → 好奇心旺盛、興味の範囲が広い
- 動作が遅い → マイペース、自分時間が流れている
- 怖がり、消極的 → 慎重さ
- あまり友達と交わりたがらない → 自分で楽しむことが好き
- やるべきことをやらない → 楽観的、神経が図太い
子育てに限らずですが、すべての物事にはよい面と悪い面があります。
そして、「よい面」と「よくない面」は見る角度が違うだけなのです。
私たちが「どう捉えているか」だけのことなのです。
子供の中に、親がどちらを見るかで、無意識にその子に対するメッセージが変わってきてしまいます。
「できない子」「心配な子」というメッセージを発しながら関わっていると、子供自身が「自分はできない子」「だめな子」と刷り込まれ、自信を持つことが難しくなります。
子供自身のセルフイメージが下がってしまいます。
とはいえ、心配することも親としての性分だったりしますので、不必要に心配しないように、ほんの少し意識するだけでよいのです。
心配しすぎているな、と思ったら、自分の思考パターンを書き換えてみて下さいね。
心配や不安になるより、今の幸せを感じる
我が子を心配してしまうのは、親の愛情のひとつであり、どうにも避けられないものがあるようです。
そして、子供の「できている面」より「できない面」に目がいってしまうのも、親とはそういうもののようです。
「心配しないようにしよう」「大丈夫」と、何度も自分に言い聞かせても、見ないフリ、考えないフリをしても、それはあくまでも「フリ」に過ぎません。
不安なものは不安だし、心配なものは心配です。
一時は気持ちも軽くなるかもしれませんが、また元に戻ってしまったりします。
そんな時は、自分の不安や心配を掘り下げてみると、漠然としたものから解放されたりします。
自分が本来望んでいるものが見えてきたりします。
なんで心配なんだろう?
何が心配なんだろう?
意外にも、自分の都合で子供に心配を見出してしまっていたりするものです。
我が子の「できていないこと」ばかりに目がいっていると、必要以上に心配や不安が大きくなってしまい、育児をますます大変なものに感じ、ストレスになって、根本にある「生まれてきてくれてありがとう」という思いを薄れさせてしまいます。
すべては「自分の捉え方次第」だということを知りましょう。
お母さん自身が、幸せに子育てをする肝は「自分の物事の捉え方」なのです。
須藤 有紀
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