「自己肯定感」は神奈川県教育ビジョンの基盤になっています

「自己肯定感」は神奈川県教育ビジョンの基盤になっています

私が住む神奈川県では、教育目標の基盤に「自己肯定感」が据わっているのです。
回覧板に挟まっていた市報に、その記事が載っていましたので、ご紹介したいと思います。

かながわ教育ビジョン 「心ふれあう しなやかな 人づくり」を進めます – 神奈川県ホームページ

神奈川県教育委員会は「かながわ教育ビジョン」の教育目標に、自己肯定感を基盤として「思いやる力」「たくましく生きる力」「社会とかかわる力」の三つの力を育てることを目標としています。

思いやる力・・他者を尊重し、多様性を認め合う、思いやる力を育てる
たくましく生きる力・・自立した一人の人間として、社会をたくましく生き抜くことのできる力を育てる
社会とかかわる力・・社会とのかかわりの中で、自己を成長させ、社会に貢献する力を育てる

三つとも、まさに自己肯定感を育むことで身につく力です。
逆に自己肯定感なくして、この力を育てることはできないものです。

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日本の子供の自己肯定感の低さは明白な事実

2011年に、財団法人日本青少年研究所が、日米中韓4カ国の高校生を対象に「自分は価値のある人間だと思うか」という意識調査を実施したところ、「全くそうだ」と答えた割合は以下の結果です。

米国 57.2%
中国 42.2%
韓国 20.2%
日本  7.5%

日本はダントツで低いという驚くべき結果だったのでした。
その他機関が実施した類似した調査でも、日本の子供達は他国と比べて明らかに低いというのが現状です。
そして、その割合は小学生よりも中学生、中学生よりも高校生になるにつれて低くなるという一連の傾向が見られるものでした。

「自己肯定感」は家庭と学校と一緒に取り組むべきもの

幼少期の親との関わりが自己肯定感のベースを育む、ということはこのブログで繰り返しお伝えしています。
しかし、調査結果にも明確に表れているように、年齢がいくに従いどんどん、自分を価値のある人間だと思えなくなっているということは、幼少期に育まれていた自己肯定感が、学校という社会に出ることによって、損なわれていく体験を、子供達は繰り返ししているということです。
「競争」「いじめ」など、家庭だけでは守り切れない、どうにもできないことがたくさんあります。
子供の自己肯定感を育み守るためには、家庭と学校が両方で取り組んでいかなければいけないのです。

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子供の自己肯定感を育むためには、先生の自己肯定感を高めることが大切

もし、幼少期に家庭で自己肯定感が育めなかった場合でも、成長の段階で、学校の先生や部活動の顧問など、素晴らしい成熟した大人と関わることで回復していく子供はたくさんいます。
その半面、悪い方向でも、親が思っている以上に、先生の存在(対応)というのは子供に大きく影響を与えるように思います。
「○○先生に言われた言葉で、自信を奪われた」
「あの時のあの対応を思い出すと今でも許せない」
「○○先生は自分のことを嫌っていた」
など、昔の先生の対応が原因で、大人になってからも苦しむ人もいます。

子供の自己肯定感を育むことを教育目標とするならば、まずはそれに取り組む教師側の自己肯定感を高めることが大切です。
これは、家庭であれば、子供の自己肯定感を育むためには、まずお母さんの自己肯定感を高めることが大切、ということと同じです。

私もお手伝いしていきたい

家庭だけでなく、学校教育の中で「自己肯定感」に取り組むことは夢のようなことです。
「偏差値教育」と言われてきた日本の競争教育だけでなく、人間的な教育がなされるのは素晴らしいです。
子供達の未来が、日本の未来が楽しみです。
自分の住む地域で、それが行われているなんて大変な喜びであり、何かお手伝いできることを活動していきたいと思います。

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須藤 有紀

須藤 有紀

須藤有紀(職業:メンタルコーチ)  夫と大学生の2人の娘と4人家族。 ワーキングマザーとして大手電機メーカーに26年間勤務。会社や地域のコミュニティで、多くの人と関わる中で、自己肯定感の有無が、その人の人生の幸福度に大きな影響を与えていることに気がづきました。自己肯定感こそ、幸せの鍵。その大切さを伝えることを第二の使命として退職。現在プロコーチとして活動中。 アドラー心理学をベースにしたコーチングで、子育て中のお母さんの心配や不安を払拭し、自信を持って子育てでき、ご自身の人生も最高に楽しめるよう、全力でバックアップしています。さらに詳しくはこちら。

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