自分の真似をされることについて

ベビーカーやベビー服、持ち物がママ友と偶然にも被っちゃうことってありますよね。
最初は「あら同じ!趣味が同じなのねー」と喜んでいたのに、ふと気づくと、あれ、これも?あれも?みたいな。この前話題にしたグッズを、数日後には持っている、とか、同じ習い事を始めていた、など。
さらには、ベビーちゃんの物だけでなく、ママのバックやコートまで、いつの間にか真似されている!?なんてこと、ありませんか?
憧れている人に近づきたいだけ
人にマネをされるのって、正直とても嫌な気持ちがするものですね。
「そんな風に思っちゃいけないかな」「こんなこと思う自分って心が狭いのかな」などと思う必要は全くありません。
せっかく自分が見つけた大切なもの、自分の大切な価値観を横取りされるような気持になるからです。
自分のオリジナリティだと思っているものは、ある意味自分の存在証明なので、それを侵害されたように感じるのです。
真似された方は、なんだか不快でイライラしますが、真似しているご本人は、全く悪気なくしていることが多いのです。
「憧れている」人に、少しでも近づきたいだけなのです。
人は誰でも、心理学用語で言う「同一化」「同一視」という防衛機制を持っています。
好意をもっている相手や尊敬する人、気になる人の真似をしたがる性質があり、同じようになりたいという心理が強く働き、似たような髪型や服装、口調やしぐさを真似ることで、より親近感を感じようとするのです。
好きな芸能人などのア服装や髪形を真似ることがそれです。
あなたが「いい」と言うものに絶対的な価値と信頼をおいているのです。
そうは思っても嫌なものですけどね。
せめて、「これ真似して買っちゃった」とか「同じお教室に申し込もうと思うんだけど」など、一言あれば気もおさまるのですが、コソーっといつの間にかやっている。。
大切なのは、マネされている事実を自分がどう捉えるか
真似されることで、不快な気持ちを持ち続けているのは、その人の影響下にいることになります。
不快な気持ちを持ち続けますか?手放しますか?手放すことができるのも自分次第です。
真似されるということは魅力があるということです。
怒りや被害者意識の負の感情ではなく「自分は魅力的なんだ」というますますの自信にしてしまいましょう。
それでも嫌なものは嫌であれば、距離を置くのが一番ですが、お付き合いせざるを得ない人の場合は、「真似された」と思うと腹が立つので、真似される前に「これいいよ~ お薦めよ!」くらいなことをケロっと言ってしまってもよいかもしれません。
次に会った時に同じものを持っていたら「どう?とってもいいでしょ!」と共有してあげます。
いつでも、憧れの存在として、その人の前を走り続ければいいのです。
ココ・シャネルはこんなことも言っています。
「コピーされることは賞賛と愛を受け取ること」
※参考文献 (ココ・シャネルという生き方 山口路子著 新人物文庫)
すべての事柄に共通することですが、自分がどのように物事を捉え、どう対応するかは、すべて自分でコントロールできるのです。負の感情は自分でいくらでも変えていけるのです。
須藤 有紀
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