嫌な相手の対処法

なんでだか自分にだけ当たりが厳しい人がいる
なんでだか自分だけ重箱の隅をつつくようなことばかり言われる
など、身に覚えがないのに、何となく「合わない」「苦手」「嫌い」と思う人っていたりするものです。
それが、職場やご近所、学校など、毎日のように顔を合わせなければいけない存在だったりしたのならば、ブルーになるし、だんだんストレスもたまってしまいますよね。
心理学者のアドラーは「世の中の悩みのほとんどは人間関係である」と言っています。
それくらい人間関係というのは、私たちの精神にも生活にも大きな影響力を持っているのです。
相性の2:7:1の法則
人間関係の相性の法則は、2:7:1と言われています。
良い 2
普通 7
悪い 1
職場やクラスメイト、ママ仲間などで、10人いたら2人は相性がよい人がいて、1人は相性が悪い人がいる。
要は「どこにでも相性が悪い人はいるもの」ということになります。
「相性が悪い人はどこにでもいる」ということを知ることは、とても大切です。
そしてそれ以上に「自分に好意を持ってくれる人は、それよりもっと大人数いる」という事実も知りましょう。
全員に好かれなくていいのです。全員に好かれることはないのです。
こちらからコミュニケーションしてみる
「嫌だな」と思ってしまうと、不思議と相手にその波動が伝わってしまい、あまりいい結果は得られません。
まずは、その人のいいところに、できるだけフォーカスして付き合ってみて下さい。
こちらが心を開いて、積極的に苦手と思う相手に話しかけて、コミュニケーションをとるようにします。
あくまで毅然とした態度で、普通に笑顔と愛情を持ってチャレンジしてみて下さい。
「毅然とした態度」というのが重要なポイントです。
しかし、ある程度好意的なコミュニケーションを試みても変化が見られなければ、それ以上努力することはありません。
「この人はこういう人」という事実だけを受け止めればいいのです。
そしてもし、明らかに理不尽な対応が続く場合は、ムカついていいのです。
いつまでも好意的に接することはありません。
おそらく周囲の人は二人の関係性をわかっているはずですので、何か事が起きたときに、皆の前で「どうして私ばかり注意されるのですか?」と、冷静にはっきりと質問してみるのもいいかもしれません。
どうにかしようとしない
何か問題が起きた場合、すぐに解決策を探して実行したくなりますが、敢えて「何もしない」ということも必要だったりします。
「あの人が嫌だ・・」「あの件、どうしよう・・」と心に暗雲が立ち込めてきても、どうにかしようとしなくていいのです。
そんなときこそドーンと構えて、嫌だと思う気持ちをじっくり噛みしめます。
じっくり噛みしめて受け止めてあげると、嫌な気持ちは自然に浄化してなくなっていくものです。
気持ちが嫌なことにフォーカスしている時に、何かよいと思う考えが浮かんでも、それは絶対にいい結果にならないものです。
「とりあえず寝て起きたら考えよう」と、とりあえず寝てしまいましょう。
嫌な気持ちがおさまったら、どうするかを考えればいいのです。
心が落ち着けば、冷静で客観的な考えも出やすくなります。
それが幸せにつながります。
「幸せになる考え方」「不幸になる考え方」
嫌な人のことがずっと頭から離れない、ふとしたときに嫌だったことを思い出してしまう。
嫌な気分を引きずっていると、それだけで人生の幸福が減ってしまいますね。
嫌な相手がいると、「○○さんがこうだから」「私がこんな気持ちなのは○○さんのせい」と、相手に矛先を向けがちですが、相手に嫌な気持ちを抱いていても、不幸なのは自分だけです。自分が不幸になるばかりです。
コントロールできるのは「自分だけ」です。
相手を変えることはできません。
自分の物事の捉え方次第で、いくらでも自分で自分を幸せにできるのです。
自分でしか自分を幸せにすることはできないのです。
そうすると、こんな考え方もアリかもしれませんね。
- わかってくれる人がいるから、それでいい
- 世の中にはこういう人もいる
- ずっと続くわけではない
- いずれ状況は変わる
- 自分が嫌な気分になることの方がもったいない
すべては自分の捉え方次第なのです。
須藤 有紀
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