自己肯定感は自分自身の大地

自分自身の大地
そもそも自己肯定感とはどんなものなのでしょう?
「自己を肯定する感覚」になるわけですが、自尊感情とも言われます。
自信とよく似ていますが、自信よりもっと奥底の、自分の一番深い部分にベースとしてあるものです。
自分自身の大地にあたるイメージです。
その大地の上に、自信が育ち根を張っていくのです。
「このままの自分でいい」「自分はこれでいい」「この自分が好き」「自分は自分に生まれてよかった」と思える感覚でしょうか。
そのままの自分を自分が認めて自分を受け入れている感覚です。
「そのままの自分でいい」というと、人として成長しなくていいというように聞こえますが、そうではありません。
「自分が好き」とは、ナルシストのようにも聞こえますが、それとも違います。
「このままの自分でいい」とは、自分の存在自体を喜べる感覚です。
「自分が好き」とは、自分を大切にし尊重する気持ちです。
偽の自己肯定感

たくさん努力して、我慢もして、いろんなことを成し遂げて、周囲からも賞賛されて、それが自分の自信になって、自分に価値を見出しても、それが偽の自己肯定感では、心の底から安心した満足は得られません。
どこかで「本当の自分はすごくない」「これができなければ愛されない」「本当にこれでいいのだろうか」ということを知っているので、常に不安や恐れがついてまわります。
そして、その不安や恐れを克服しようとして「自分は愛されている」「自分はできるんだ」と自分に言い聞かせ、証明するために、さらに頑張り続けてしまうのです。
これを続けていると、いつか疲れて、歩けなくなってしまうこともあるかもしれません。
まとめ
「目標を達成したから」「人よりこんなすごいことができたから」だから自分を認めてあげるのではなく、
できている自分も、できない自分も、いい自分も、よくない自分も、両方の自分を全部ひっくりめて、「これが自分」「これも自分」「この自分でいい」「自分は自分に生まれてよかった」と思えるのが、本当の自己肯定感なのです。
須藤 有紀
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