働く女性の妊娠と出産を考える
今日は久しぶりに、帰宅ラッシュの時間帯に電車に乗りました。
朝ほどではないにせよ、車内はやっぱりそれなりにギュウギュウです。
私はずいぶん奥から乗っていたので、座っていたのですが、途中で妊婦さんが乗ってきました。
一見すると妊婦さんとはわからないのですが(コート着てるし)、カバンに下げている「おなかに赤ちゃんがいます」のキーホルダーを見つけました。
もちろん、すぐに譲って座っていただきました。
よく見ると、結構お腹も大きいんだ?いつもこんな混んでいる電車に乗ってるのかな?危ないし、混んでる時間帯を避けた方がいいのになぁ?どうしてもこの時間になっちゃうのかなぁ?産休までどうか無事に過ごせますように。
などなど、心の中であれこれおばちゃん的な心配をしていました。
赤ちゃんを守れるのは、お母さんです
ニュースの特集によると、妊娠中の働く女性に実施したアンケート調査では、4人に1人が早産や流産の経験があるそうです。
非正規雇用の女性からの訴えでは、妊娠中に体調不良を申し出たところ退職を勧められたケースもあるようで、退職せざるを得ない状況になることを恐れて、妊娠自体を言い出せなかったり、無理をしてしまう人が多いようです。
法律では、非正規雇用も含め、「妊娠中の女性は、医師の指示があれば、勤務時間の変更や勤務の軽減を受けられる」と定められているにも関わらず、本人も会社側も知らないがために起こることもあります。
立ち仕事、ストレス、長時間労働、自分の意思では休めない、等の職場環境であったとしても、お腹の赤ちゃんを守れるのはお母さんです。
お母さん自身が、制度や権利を勉強して、必要があれば主張する勇気も必要です。
反対に、権利を当然のように振りかざすのはいかがなものかと思いますが、赤ちゃんと自分の健康をしっかり守りつつ、精一杯仕事を続けていくことが望ましいですね。
働くお母さんの数はますます増えています。
厚生労働省が昨年発表した 「国民生活基礎調査の概況」では、子供がいる世帯の母親の有業率は、0歳児がいる家庭で約4割、1歳児がいる家庭では約5割の母親が仕事をしていることが示されています。
私も2度の産休・育休を取得し会社に復帰しました。
そんな母を見ているからか、我が家の娘達も、子供を産んでも仕事は続ける前提で未来を語ります。
女性が安心して、育児も仕事も両立していける、そんな社会になることを願って止みません。
須藤 有紀
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